孤岳ブログ3ヶ月──芽吹きと停滞のあいだ

エッセイ|コラム

三ヶ月が過ぎた。
検索結果の地図の下に埋もれていた孤岳ブログは、いまや「孤岳+キーワード」で最上位に顔を出す。
検索アルゴリズムに認識され始めたのが、手触りとして分かる。

記事ごとの流入はまだ小さく、数字で言えば“芽が出たばかり”という段階。
それでも、かつてはほとんど動かなかった日々を思えば、確かな変化だ。
評価が芽吹き、流れが点から線へと移りつつある。


小さな手応え

いま、最も読まれているのは山のルート記事。
次に社会を切る視点の記事、装備のレビュー、そして孤岳シリーズの第三話が続く。

山の実用、社会の思索、道具のレビュー、自分自身の物語。
入口は違っても、読者は孤岳というひとつの火に触れていく。
その流れが静かにできつつあるのが嬉しい。

とりわけ孤岳シリーズ第三話がじわじわと読まれているのは象徴的だ。
結婚未遂、家族との不和、仕事の転落──社会に出てからの理不尽を描いた回。
狙ったわけではなく、濃い体験がそのまま届いている。

📚孤岳シリーズ第三話を読む


資産形成と同じ時間

資産形成も、今が一番静かな時期だ。
積み重ねても成果はすぐには見えない。
それでも土は確かに耕され、根は深く伸びている。

ブログも似ている。
記事を重ねても、日々の変化はわずか。
だが、この先に複利が効き始める瞬間があることを、体が知っている。


これからの形

孤岳はひとつの型におさまらない。
山の静けさも、道具の手触りも、思索や音の余韻も、
複数の線がゆるやかに交わりながら、ひとつの景色をつくってきた。

早さや効率を競う場所ではなく、
重なり合う軌跡そのものが力になる。
名が固有であること、これまで積んできた流れが、
ひとつの発信として輪郭を深めている。

この先も、表現と日々をたゆまず重ね、
孤岳というひとつの場を、静かに息づかせていく。


終わりに

数字だけを見れば、まだ静かな景色が続いている。
けれど検索の上に孤岳という言葉が灯り始めた今、
確かに芽吹きは始まっている。

この三ヶ月は、一番きつく、一番静かで、そして一番おもしろい時間だった。
ここから先、火はさらに太く、長く燃えていくだろう。


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小さな感謝とともに、静かな旅をつづけています。──孤岳より

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