朝──また、あいつがいた。
車の下から、こちらを見ていた。
昨日の“酢の布陣”は、効いてなかった。
いや、様子を見に来ただけかもしれん。
ならば、今日こそ本気を見せる。
■ 昼、車を動かす。これは領土の揺さぶりや。
俺の車は職場から徒歩圏内にある。
普段なら動かさない。けど、今日は動かす。
動かすだけで、“ここにずっとはおらんぞ”という揺さぶりになる。
少し離れた駐車場に移した。それだけでも違う。
■ 実家でタイヤを洗った
仕事終わり、実家に寄った。
タイヤを放水で洗い流す。
マーキングされたかもしれん場所に、清めの一撃。
臭いも、跡も、すべてを流した。
■ そして──“ドバッ”と出た、ハッカ
今度はハッカスプレーの制作に取り掛かる。
スプレーを作るとき、本当は慎重に垂らすつもりやった。
でも、思ったよりドバッと出た。
──いいや、それでよかった。
鼻をつくミント臭。
俺ですらむせるレベル。
猫にとっては、これはもはやテロや。
■ 定期巡回。俺の足音が“存在の主張”になる
ただ撒くだけじゃ足りない。
今日は、何度も様子を見にいった。
車の周囲、タイヤの下、車の下。
猫が潜むであろう影を、俺の視線と足音で塗りつぶしていく。
「ここは、俺が見てるぞ」
そう伝えるために。
■ 明日も、やる
酢でも、ハッカでも、何度でも。
境界は、そう簡単には守れない。
でも一度譲ったら、
“俺の中の線”も曖昧になる。
それだけは、絶対に許さない。
📦 使用アイテム(第二日)
- ハッカ油:ドバッと
- 水:30ml(でも香りの支配力は100倍)
- スプレーボトル:ミントの鉄槌
- 車の移動:領土の揺さぶり
- 放水:清めの儀式
- 巡回:視線による封印
- 境界を守る気持ち(継続)
それから数日
やつの姿は、見なくなった。
朝、車に乗る前にそっと地面を見る。
あの泡の跡も、もうない。
ただ、風が吹き抜けるような静けさがそこにあった。
本気で守った、俺の境界線。
誰に見せるでもない、小さな意地と静かな誇り。
――俺の勝ちや。
🧪 海外の生活情報サイトを参考にした「ハッカ水」のレシピ
今回の撃退作戦は、日本の生活知恵だけでなく、海外のガーデニング・ライフハック系サイトもいくつか参考にした。
英語圏では「natural cat deterrent(天然の猫よけ)」というキーワードで多く紹介されている。
🌿 ハッカ水バージョン|爽快さの裏にある“刺激”
参照元例:
- なお、このハッカ水の方法は、
米国のライフスタイルメディア Bob Vila や The Spruce に記載された内容をもとに、
自分なりに検証・調整して使っている。
レシピ(30mlスプレーボトル用):
- ハッカ油(ミントオイル):1〜2滴(※誤って大量に入れないよう注意)
- 精製水または水:30ml
- できれば無水エタノール数滴(乳化&持続性向上)
調整方法:
以下は、100mLスプレーボトルで作る場合の目安です。
- 精製水:90mL
- ハッカ油:3〜5滴
- 無水エタノール:10mL(精油の分離防止・香りの持続に効果的)
この分量を基本として、用途に応じて量を増減してください。
たとえば30mLスプレーで作る場合は、100mLのレシピを約1/3にして調整します。
使い方:
- タイヤやフンの跡周辺に軽くスプレー
- 猫はハッカや柑橘系のにおいを非常に嫌がる(ただし個体差あり)
- 雨天後や、においが薄くなったらこまめに追加する
🧠 海外では「ペパーミントオイル + 水」で作るスプレーが、
ガーデニングや庭の侵入対策として広く使われている。
※ハッカ水はタイヤまわりにはOKだが、車体にはかけないこと。
油分で塗装に影響を与える可能性がある。
すべての記事は無料でお読みいただけます。
このリンクは「支援」のための入り口です。
小さな感謝とともに、静かな旅をつづけています。──孤岳より
※codoc(Stripe社提供)を利用しています。



コメント