重曹と酢で挑む、猫との“境界戦争”―真夏の攻防戦――居座る猫、その対処法について

エッセイ|コラム

朝、車に乗ろうとして気づいた。
なにかが、足元に落ちている。
それは──フンだった。

猫のやつが、車に下から見上げている。
“ここは自分の場所”って顔してそこにいる。

俺は静かに思った。

「ああ、これは宣戦布告やな。」


■ 武器はない。けど引く理由もない

猫よけスプレーもない。
専用のグッズとか、そういうものは手元にない。

あるのは、
• 台所用洗剤(数滴)
• 水
• 重曹
• 酢
• スプーン(古いやつ)
• 気力と、少しの執念

要するに、
いつも家にあるもの。
ただ、今日はそれが全部“武器”に変わる日やった。


■ フンは簡単には取れなかった

上物は取れた。
けど、地面とフンが融合してた。

台所用洗剤と水で洗浄。

スプーンでこすっても滑るだけ。
かすれたように汚れが残る。
このままじゃ、負けたことになる。


■ 重曹と酢で泡が立つ、それが戦端

重曹をふりかけて、
その上から酢を注いだ。

泡が音を立てて広がる。

その瞬間、“戦ってる実感”が少しだけあった。


■ そして視線。視線がある。

ふとした瞬間に、気づいた。
向かいの車の下、
猫がまたこっちを見ていた。
じっと。

それだけじゃない。
自転車の女の子が通りすがりにチラッと見た。
おばちゃんが足を止めて、じっと俺を見た。
掃除道具片手の俺と、泡立つ地面。

「何してるんやろ」という表情だった。
俺は視線を返さなかった。

ただ、静かに思った。

「ここは、俺の場所や。」


■ 最後に撒いたのは、境界そのものだった

酢と水を1:3で混ぜてスプレーにした。
境界線に沿って撒く。

それはもう、消臭でも除菌でもない。
「ここから先は違うぞ」と静かに主張する線や。

猫にじゃない。
通行人にでもない。

俺にとっての線引きやった。


■ 今夜は安心して眠る

もしかすると偶然かもしれん。
でもその夜は、確かに静かだった。
車の下をのぞいても、目は合わなかった。

ただ地面だけが、
少しだけ清々しく感じた。


■ 終わらないけど、譲れない

また来るかもしれない。
でも来たら、またやる。

酢が減ってもいい。
重曹が切れても、洗剤が高くても構わない。

俺の場所は、俺が守る。
それだけの話や。


📦 使用したもの


• 台所用洗剤(数滴)
• 酢:100ml
• 水:300ml
• スプーン(戦友)
• 酢水スプレー
• 他人の視線(やり過ごした)
• 境界を守る気持ち


こんな小さなことでも、
一度黙って見過ごすと、“自分の中の線”が曖昧になる。
だから今日は、静かに戦った。

誰に見られてもかまわん。
この場所は、俺の場所や。


🧪 海外の生活情報サイトを参考にした「酢水」のレシピ

今回の撃退作戦は、日本の生活知恵だけでなく、海外のガーデニング・ライフハック系サイトもいくつか参考にした。
英語圏では「natural cat deterrent(天然の猫よけ)」というキーワードで多く紹介されている。


🍋 酢水バージョン|除菌・消臭・マーキングリセット

参照元例:

  • 「なお、この酢水の方法は、米国のライフスタイルメディア“The Spruce”に記載された内容をもとに、自分なりに検証・調整して使っている。」

レシピ:(1:3が基本)

  • 酢(白酢/穀物酢):100mL
  • 水:300mL
  • 中性洗剤:1〜2滴(汚れ落とし用)

酢の強いニオイが猫の嗅覚を刺激し、近寄りにくくなる。
さらにマーキング臭を上書きして“リセット”する効果もある。

香りが強すぎると感じたら、水を足して薄めると◎。
洗剤は1スプレーあたり1〜2滴で十分です。

使い方:

  • フンの処理後、地面にスプレー。
  • 酢の強いニオイが猫の嗅覚を刺激し、近寄りにくくなる。
  • さらに、自分のニオイ=マーキングを上書きできる。

🌿 欧米では「vinegar + dish soap」で犬猫避けにも用いられている。
殺菌よりも**“リセット効果(においの上書き)”**が目的。

※酢水はタイヤや車体には直接かけない方がいい。金属やゴムの劣化につながるおそれがあるため、地面や境界線まわりのみに使用するのが無難。


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