はじめに
BOSS BP-1Wが気になっているけれど、
・ブースターとして何がそんなに違うのか知りたい
・プリアンプ的に使うってどういうこと?チェインのどこに置けばいい?
・常時オンのバッファ/ブースターを探している
こんなことが気になっている人向けの記事です。
結論から言うと、BP-1Wは
「音量をただ上げるペダル」ではなく、
「ピッキングのニュアンスを整えて、アンプを一段押し出してくれる“入口のプリアンプ”」
として使うと本領を発揮する一台です。
僕は、
・CEモード(CE-1プリ風)のヴィンテージ
・Volume最大、Gainゼロ
・チェインの先頭で常時オン
というセッティングで、ブースター兼プリアンプ/バッファとして使っています。
・なぜ僕がBP-1Wをチェインの先頭に置くようになったのか
・具体的な設定と、常時オンで使うときの考え方
・実際の曲中でどう効いているか
・どんなギタリストに向いていて、どんな人には向かないか(僕なりの視点)
を、ヘビーユーザー目線でまとめていきます。
BOSS BP-1Wとは?ざっくり概要
BOSSの名機「CE-1」に積まれていたプリアンプ回路を、単体で復刻したモデル。
僕がそれをベースに、次に選択したBUFFERモードは「ヴィンテージ」。
ボリュームは最大、ゲインはゼロ。
つまり、ブースター兼プリアンプとして使っている。
“音を持ち上げる”というより、“音を整えて張りを生む”。
タッチの反応も良くて、弾き心地そのままに、アンプを一段階高みへ届かせてくれる。
単なるバッファ以上、でもエフェクト未満──そんな絶妙な位置づけの一台だ。
※ちなみにBP-1Wには、この「CE」モードに加えて、RE-201 Space Echoのプリアンプを再現した「RE」モード、そして原音の質感を保ちながら自然に押し出す「NATモード」もある。好みに応じて切り替えられる柔軟さも、この機種の強みだ。
なぜMicro AmpやEP BoosterではなくBP-1Wを選んだか
僕はこれまで、MXR Micro Amp や EP Booster なんかの定番ブースターも試してきたけれど、
どれもしっくり来なかった。
「ソロのときにちょっと持ち上げる」「高域を少し足して抜けを良くする」。
役割としては分かるし、実際にそういう場面もあった。
けど、自分の中でブースターに求めていたのは、
もっと「土台としてのプリ感」やったんだと思う。
「プリアンプブースター」ではないけれど、チェインの先頭には長いあいだ BOSS TU-2 が君臨していた。
チューナーというより、「ここから先は自分の音ですよ」という境界線として。
それくらい、足元の“入口”にはうるさい方やと思う。
そんな中で出てきたのが、BOSSの技クラフトシリーズとして登場した BP-1Wだった。
BOSSの名機「CE-1」に積まれていたプリアンプ回路。
フルシアンテや、フェンダー系アンプを愛用するプレイヤーたちが通ってきたあの系譜。
そのプリだけを切り出して、現代のボードに載せられるサイズに落とし込んだ、というコンセプトにまず惹かれた。
さらに、RE-201 Space Echo のプリアンプを再現した「RE」モード。
原音の質感を保ちながら自然に押し出す「NAT」モード。
「伝説的なプリのキャラクター」と「現代的な柔軟さ」を両方持たせた、BOSS自身の解釈がそこにある。
信頼しているメーカーが、自分の好きな系譜のプリを、技クラフトとして今のボードに落とし込んできた。
その時点で、「これは一回ちゃんと向き合うべき一台やな」と感じた。
そういう背景があって、
数あるブースターの中から、僕は最終的に BP-1W に落ち着いた。
BP-1Wをチェイン先頭のプリアンプとして使うセッティング
最初は、ジョン・フルシアンテにならってBP-1Wをチェインの後段に置いていた。
ブースターとして、歪みのあとに。これがまた、悪くなかった。
音の輪郭がハッキリし、煌びやかにまとまる。
いわば、最後段に置く美学ってやつやな。
でも、しばらく使ってるうちに、ある感覚が湧いてきた。
──もっと、自分の手元のニュアンスをそのまま出したい。
ふと「プリアンプなら先頭ちゃうか?」と思い立って、
チェインの最前列に移動。もともと先頭にいたBOSS TU-2と入れ替えた。
そしたら、一気に音が前に飛び出した。
ピッキングの力がそのまま推進力になって、アンプから押し出される感覚。
出音が太く、明確になって、ステージごと一段上がったような気がした。
後段でも困らん。あれはあれで良かった。
でも、俺には前段がハマった。
それ以来、BP-1Wはチェインの門番みたいな顔して、足元の一番手に居座ってる。
僕の設定(参考)
- プリモード:CE(CE-1プリ風)
- モード:ヴィンテージ
- Volume:MAX(最大出力)
- Gain:0(完全にクリーン)
- 配置:チェインの先頭
- 役割:クリーンブースト兼プリアンプ/バッファ
BP-1Wを使って感じた良かったところ
・タッチのニュアンスを残したまま、音の立ち上がりと張りが出る
・常時オンにしても「効いてる感」がうるさくなく、土台として信頼できる
・CE/RE/NATの3モードで、手持ちのアンプやプレイスタイルに合わせて調整しやすい
気になったところ・人を選ぶポイント
・単体で「劇的に音が変わるペダル」ではないので、派手な変化を求める人には向かない
・本領発揮するポジションや設定を見つけるまでに、少し試行錯誤が必要
・価格的にも“お試し”というより、「土台として長く付き合う前提」の一台
こんなギタリストにはハマると思う
・クリーン〜クランチのニュアンスを大事にしていて、ピッキングで強弱をつけたい
・Strat や Fender 系アンプで、「もう一段だけ前に出したい」感覚がある
・常時オンのバッファ/プリアンプを足元の「入口」として信頼しておきたい
・踏んだ瞬間にキャラがガラッと変わるより、土台の質が上がる方がしっくりくる
・ボード全体のチェインを組み直してでも、気持ちいいポジションを探したいタイプ
こんなギタリストには向かないかもしれない
・ソロのときだけ一気に音量を持ち上げたい、いわゆる“ブーストペダル”が欲しい人
・踏んだ瞬間に「世界が変わった」みたいな派手な変化を求めている人
・ブースターにあれこれ時間をかけたくなくて、「とりあえず繋いで終わり」で済ませたい人
・ハイゲイン主体で、足元の入口よりも歪みペダル本体でキャラを作りたい人
BP-1W は、音を劇的に変えるペダルではない。
けれど、「自分の手癖やニュアンスはそのままに、出音だけ一段整える」という意味では、
僕にとってはしっくり来た一台だった。
常時オンでボードの“入口”を任せる理由
今のところ、僕のボードでは常時オンがデフォルト。
あえてスイッチには触らない。
触らなくていい──その信頼感も含めて、BP-1Wは「音の入口」に置くべきペダルだと思ってる。
派手な変化はしない。
けど、音楽としての差異は確かに生まれている。
それを探るのに、少し時間がかかった。
実際の曲中でのBP-1Wの効き方
このペダルは、以下の曲の中で使用しています。
イントロからのクリーンアルペジオ。
0:48からのクリーントーン・リード。
1:48からのコードバッキング。
──すべて、BP-1Wを通した音です。
構成は、ストラト → BP-1W → Volt276 → AmpliTube。
実機のような立ち上がりと、芯のあるトーン。
録り音でも、このペダルはよく応えてくれます。
※アンプ環境では、Volume最大/Gainゼロでプリアンプ的に使用。
※DAW録音時は、Volume 12時/Gain 9時に設定しています。
まとめ:どんなギタリストにBP-1Wをすすめたいか
このアプローチには、トモ藤田氏やジョン・フルシアンテ、
エリック・クラプトン、ジョン・メイヤーといったプレイヤーたちの影響もある。
音だけでなく、そこにある「姿勢」と「美意識」に、僕は惹かれている。
BP-1Wは、そうした流れの中で、僕の足元に残った一台だ。
その点で、BP-1Wは最適だった。
シンプルでいて、演奏そのもので音が前に出る。
そういう道具を僕は信頼したい。
この先、ブースターはいろいろ試すかもしれない。
けど、「チェインの最初に置くもの」として、BP-1Wはしばらく不動のままだろう。
基本はコレでええ。
──この道具が、誰かの静かな旅路に届けば。
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