『孤岳』とは
これは、
40年かけて“自分に戻ってきた”男の記録である。
社会に馴染もうとしてきた。
でも、それは俺じゃなかった。
それでも歩みは止めなかった。
火を絶やさずに──
音を、言葉を、生き方を。
5つのエピソードは、
俺という山の“稜線”のようなものだ。
読む人が、それぞれの“孤岳”を見つけてくれたら、
それが何より嬉しい。
これは、本当の自分に戻るまでの話だ。
子どもの頃から、俺はずっと「普通」になろうとして生きてきた。
周りと同じように、学校へ行き、部活をして、就職して、
誰かに認められるために、無理してでも笑ってた。
でも、あるとき気づいた。
それって、「俺じゃなかった」ってことに。
空気が読めへん、人に馴染めへん、集団の中で浮く。
でも、自分が変やとは思ってなかった。
ただ、うまくやれんだけやと思ってた。
気づけば、
“社会の中でちゃんとやってる自分”を演じるようになってた。
仕事も、人間関係も、ちゃんとやれてるつもりやった。
でも、ほんまはどこかずっとズレたまま、生きてたんやと思う。
それでも、
音楽と、山と、自分と向き合う時間だけは、
俺にとっての“火”だった。
このシリーズでは、
そんな俺の「ズレ」や「迷い」や「火」を、正直に書いていく。
書きながら、たくさんの感情を思い出した。
悔しさも、怒りも、あたたかさも。
読むときは、どうか、
自分自身と重ねながら、静かな気持ちで読んでみてほしい。
「40年かけて、ようやく自分に戻ってこれた」
この言葉が、俺の人生の総括やと思ってる。
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ほんの少しでも、あなた自身の“問い”に触れたなら。
そのとき、この物語は、きっと生きてくれる。
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